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“老舗”旅館で過ごす時間

大和屋本店は、慶応四年創業。道後温泉屈指の老舗ながら、現在の建物は平成８年に新築したものです。ホテルのサービスの考えをとりいれながら、随所に和の粋をちりばめ、皆様をお迎えしております。

落ち着き。その秘密は、日本家屋の伝統、数寄屋造りと聚楽壁。s

和室の聚楽壁（じゅらくかべ）の色の計算された素朴さ、建具の格子や天井のゆるやかな規則性、床の間への自然光のさし方。日本人のための心地よさがここにあります。客室で、料亭で、ぜひ体感してみてください。

本来の意味で、“微妙”な味加減。派手になり過ぎず、ちょっとくずしてみたり、箸を入れると新たなものが顔をだしたり、 そんな、もうひと手間を加えたのが大和屋本店の食事。口の中で２つ、３つの味が調和し旨味が広がります。見た目にも細部のこだわりをご堪能ください。

男郎花は、瀬戸内の伊予大島石を配した内湯とヒノキの露天風呂があります。思い思いの入浴法で、ぜひあなたのこだわりがかなうベストポジションを見つけてください。女郎花は、大島石の１枚岩をくりぬいた露天風呂があります。やわらかな湯の感触を味わいながら、耳を澄ますと、湯滝の音に虫の声…、耳からの癒しが。また、内湯のヒノキ風呂は、手入れの行き届いた清潔感にあふれ、豊かな香りで天然のアロマに癒されます。

客室のシャワールームのなにげない陶版に、正岡子規の俳句をみたとき、「ああ、いままさに松山に来たんだな」と感じます。大和屋本店には、ほかにも松山道後ゆかりの山頭火や高浜虚子など、松山ゆかりのアートをさりげなくちりばめております。歴史にキュンとときめく出会いがほかにもたくさん、ぜひ見つけにきてください。