掲載日:2026年10月28日

祝 就航!「三井オーシャンサクラ」船内見学レポート同型船「三井オーシャンフジ」との違い&注目ポイントを解説

商船三井クルーズによるラグジュアリークルーズブランド「MITSUI OCEAN CRUISES」の第2船となる「三井オーシャンサクラ」が待望の就航を果たし、さっそく船内見学会へ参加してまいりました。

このコラムでは、船内のひとつひとつを再びご紹介するのではなく、「三井オーシャンサクラならではポイント」「プロ目線の過ごし方のコツ」に絞ってリアルな体験レポートをお届けします。

基本スペック・客室・船の全体像を知りたい方へ

三井オーシャンクルーズの特徴である「全室スイート仕様」「フジインクルーシブ(オールインクルーシブ)」といった基本的な船内設備・サービスは、「三井オーシャンサクラ」も「三井オーシャンフジ」も共通となります。

【MITSUI OCEAN FUJI 船内見学会レポートはこちら】

1【客室&サービス】お客様の声を反映した細やかな進化

1-1フジとの違い | 細やかなアップデート

◯オーシャンビュースイート
この船で最もお手頃な客室がこちらの「オーシャンビュースイート」。フジと同様に、大きな窓から海の景色を絵画のように楽しむことができます。

冷蔵庫のドリンクのラインナップに「炭酸系が多い」というお客様からのフィードバックを受け、サクラでは免疫サポートドリンクやフルーツジュースが取り入れられました。
さらに、全室に持ち帰り可能なオリジナルのアメニティポーチが新たに設置されました。乗船記念としてお土産にもなるので嬉しいですね!

◯ベランダスイート
最も多くの客室数を占めているのがこの「ベランダスイート」。造りは「オーシャンビュースイート」と変わりませんが、広々としたバルコニーが付いています。

「ベランダスイート」はA〜Fのカテゴリーに分かれていますが、その違いはフジ同様「階層(デッキ)」です。上記の写真は6デッキにあるEタイプのお部屋で、バルコニーの壁は全面ガラス張りになっているのがおわかりいただけると思います。

一方、5デッキのFタイプのお部屋では、下半分が鉄板仕様になっています。外から確認した写真が下記です。下層階に位置しており、波の影響を考慮してこのような造りになっています。その分料金もややお手頃に設定されています。

◯ラグジュアリースイートB
前回のフジのコラムでもお伝えしましたが、個人的なイチオシがこの「ラグジュアリースイート」です。Aタイプ・Bタイプに分かれますが、今回見学したBタイプは、Aタイプよりもベランダがコンパクトになります。とはいえ、広さは十分。寝室とリビングが扉で仕切られていて使い勝手がよく、お化粧室も2か所。さらにバーカウンターも設置されていて、やはりこのお部屋がいいなと改めて感じました。なお、備え付けのドライヤーは、フジのReFa(リファ)からPanasonicのナノケアへ変更されています。

  • 『三六スイート』のお部屋ではウエルカムドリンクがシャンパンに。

  • バーカウンターにはコーヒーマシンのほか、ジンやウイスキーのミニボトルも。

1-2「部屋の広さ」と「位置」から考える客室の選びのポイント

今回見学は叶わなかったお部屋についても、客室選びに役立つヒントをご紹介します。ぜひ参考にしてみてください。

広さ重視なら「シグネチャー スイート」
最上位の「MITSUI OCEANスイート」よりも、実は「シグネチャー スイート」の方が広い造りになっています。一方、「MITSUI OCEANスイート」は船内で最も揺れにくい中央部に位置しており、海を眺めるオーシャンビューバスが付いているのが最大の魅力です。

  • MITSUI OCEANスイート/イメージ

  • シグネチャー スイート/イメージ

ロングクルーズで真っ先に埋まる「ペントハウス スパ スイート」
三井オーシャンクルーズの船は、前方に客室が集まる『バーチカルタイプ』となっています。その船内において唯一「船尾」に位置するのが、4室限定の「ペントハウス スパ スイート」です。その名の通りスパ・サウナ施設へのアクセスが抜群で、滞在中のスパ・サウナが無料で利用できます。
航海日数が長く、船内での滞在時間が増えるロングクルーズ(「南洋の楽園クルーズ」など)では、スパ・サウナの利用頻度が高まるため、コスパの高さから一番最初に満室になる傾向があるそうです!皆様よく考えて、賢く選んでいらっしゃいますよね。

  • ペントハウス スパ スイート/イメージ

  • ペントハウス スパ スイートへの入口。階段でのアクセスとなります。

1-3三六スイート限定「バトラーサービス」を使いこなすコツ

フジと同様に、「ペントハウススイート」より上位の客室は『三六スイート』というカテゴリーとなり、メインダイニングの専用座席、ウェルカムシャンパン、優先乗下船などの特典が付帯されます。その特典のひとつに『バトラーサービス』があります。

日本のお客様はバトラーサービスに慣れていない方が多く、「何をお願いしたらいいかわからない」とよく耳にします。バトラーサービスでは、何がお願いできるかではなく、ほとんどのことがお願いできると考えたほうがよいかもしれません。

サクラでは、36部屋ある『三六スイート』を、おおよそ5〜6名の専属バトラーが担当するそうです。寄港地観光の予約代行、船内の過ごし方の相談、荷解き・荷造りのお手伝い、有料レストランの予約、インルームダイニングの手配まで、幅広くサポートしてくれます。

なお、せっかくベランダ付きのスイートに泊まるのであれば、レストランでのお食事だけでなく、海を眺めながらの朝食などで「インルームダイニング」も経験したいですよね。インルームダイニングまで楽しみ尽くすのであれば、ぜひ3泊以上のコースをおすすめします!
というのも、船内には様々なレストランやカフェがあり、さらに寄港地ではその土地ごとのお食事も味わうとなると、インルームダイニングまで辿り着かない方が多いのだそう・・・ぜひ参考にしていただければと思います。

  • 『三六スイート』の客室内に設置されているバトラーサービスのご案内。顔がわかるのも安心ですね。

2【グルメ&バー】三井オーシャンサクラ限定レストランと仕様変更の面白さ

2-1サクラ限定 | 新登場の「寿司バー潮彩」

レストランにおけるサクラ最大の注目点は、デッキ5に誕生した「寿司バー潮彩(しおさい)」です(現在は夕食時のみ営業・有料)。
本格的なおまかせコース2種(乗船後要予約)のほか、今後は予約不要でふらりと立ち寄れるアラカルトメニューも用意される予定とのこと。夕食の営業終了後は大人のバーとして利用できるため、ナイトライフの新たな選択肢になります。

2-2名船のスピリットを継ぐ「バー海」と「プールサイド」の違い

◯バー海(デッキ10)
フジの「オブザベーションバー36」にあたるパノラマラウンジは、2026年5月に引退した名船「にっぽん丸」のラウンジから名を取った「バー海」へと名称変更されました。ピアノの生演奏を聴きながら、お好きなドリンクを片手にゆったりとした時間を過ごすことができます。 またメニューがよりわかりやすく整理され、クルーズ代金にインクルードされているドリンクと、有料で楽しめるドリンクがわかりやすく表記されています。

◯プールサイドテラス/プールサイドバー(デッキ8)
フジでは「プールサイドバー湖畔」として、オープンエアのキッチを前に自らオーダーする形式でしたが、サクラではキッチンがガラスで仕切られた屋内に設置され、スタッフが席まで運んでくれるスタイルに変更されています。これは、外国船籍であるフジと、日本船籍であるサクラの法規定の違いによるもので、船の個性を感じる面白いポイントです。

2-3その他のダイニングの変更点

◯レストラン八重(デッキ8)
朝・昼・夜・夜食を自由に楽しめるビュッフェです。フジにあった一部オーダーメニューはなくなり、スムーズなビュッフェ形式に統一されました。なお、寄港地に停泊中の昼食はここだけが営業(メインダイニングはお休み)となるため覚えておくと便利です。

  • テラス席からの眺め。寄港地の街並みも大海原も、どちらの景色もいいですね。

  • まもなくハロウィンということで、かぼちゃのカービングが飾られていました。

◯北斎ファインダイニング(デッキ8)
三國清三氏監修のスペシャルレストラン(有料1.5万円)。フジの「えんじ色」ベースから、サクラではシックな「紺色」ベースのインテリアへ模様替えされました。お飲み物はインクルーシブ内のものは追加代金なしでオーダーできるほか、シェフ厳選のワインペアリング(+1万円)も追加可能です。 なお、ショートクルーズの場合は船上予約のみの受付、4泊5日以上のクルーズの場合『三六スイート』のお客様は、クルーズ中1回無料でご招待されます。

3【パブリックスペース】足湯が登場!居心地の良さとオリジナルグッズ

◯グランドプール・足湯(デッキ8)
三井オーシャンサクラの注目トピックのひとつが「足湯」の登場ではないでしょうか。フジにもサクラにも大浴場はないため、外国船のようにスパやサウナで心身を癒すのが、三井オーシャンクルーズ流のウェルネスの楽しみ方となっています。

そんな中、日本船籍であるサクラならではの癒しとして、そして日本のお客様のお声から、プールサイドに足湯が設けられました。寄港地観光でたくさん歩いたあとに、少し気分をリフレッシュしたいときに―。お客様同士のコミュニケーションも生まれるサクラらしい施設として、ぜひ一度足を運んでみてください。

◯MITSUI OCEAN スクエア(デッキ7)
船のメインロビーにあたる場所がこちら。ゲストサービスにはコンシェルジュが常駐しており、ツアーデスクやフューチャークルーズデスクもあります。 併設されているカフェではドリンクや軽食のほか、サクラでは「おにぎり」も新たに登場しました。フジにあったワークスペースはなくなり、より開放的な空間になっています。

◯オーシャンブティック(デッキ7)
オリジナルグッズが大幅に拡充!サクラ限定のバッグ、ポーチ、可愛いパッケージのお菓子など、ご自身への記念やギフトに最適なアイテムが揃っています。乗船した際には要チェックです!

◯スパ&ウェルネス(デッキ9)
フジと同様に、フルサービスのスパサロンのほか、じんわり温まるサーマルバスやミストサウナも完備されています。さらに更衣室にはドライサウナもあるので、寄港地を歩き回ったあとのリフレッシュに最高です。スパ施設の利用は有料となり、料金は航海日によって異なります。

フジではサーマルバスのベッドがタイル張りでしたが、サクラでは木製のベッドにリニューアルされ、より温かみのある雰囲気になりました。

◯オーシャンステージ(デッキ6)
10種類ほどの多彩なショーを日替わりで上演。満船に近い日程では2回公演にするなど、全員がストレスなく観劇できるよう配慮されています。

  • イメージ

◯船内に散りばめられたアート作品・写真の数々
サクラの船内には、至るところにオブジェや絵画が飾られています。特に印象的なのは、にっぽん丸など歴代の船たちの写真の数々。同船たちが訪れた小笠原や沖縄などの美しい写真が、船内の廊下にたくさん飾られています。フジにはないサクラならではの楽しみですので、ぜひ船内の散策の際に足を止めてみてください。

4【最後に】シニア層から現役世代まで安心のホスピタリティ

見学から戻る際、これから乗船されるお客様の姿も拝見いたしました。落ち着いた60代以上のご夫妻を中心に、車いすを利用されるゲストへのクルーのきめ細やかなサポート・配慮が非常に印象的でした。

言葉の心配がなく、どこにいても温かい日本語のおもてなしに包まれる「三井オーシャンサクラ」。普段ビジネスクラスや上質なホテルを使い慣れている現役世代の方やクルーズ初心者の方にとっても、日常の喧騒から離れて心身をリセットできる場所だと感じます。

コースのご相談やおすすめの客室選びは、ぜひクオリタのコンシェルジュまでお気軽にお問い合わせください。

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